多くのOPC クライアントアプリケーションは、OPC サーバーのProgID を通じて OPC サーバーに接続します。
新しいOPC サーバーに移行またはアップグレードする必要があるユーザーは、(OPC サーバーのProgID にリンクした数千個のタグが保持されている) タグデータベースを変更しないまま、それらを実施することが少なくありません。
KEPServerEXでは、これらの転換においてユーザーを支援する、ProgID リダイレクト機能が提供されています。
ProgID リダイレクト機能を利用すると、旧OPCサーバーのProgID をユーザーが入力できます。必要な Windows レジストリエントリがサーバーによって作成され、クライアントアプリケーションは、旧OPCサーバーのProgID を使用してサーバーに接続できるようになります。
ProgIDは通常、ベンダー.ソフトウェア.バージョンにて構成され、
KEPServerEX Ver.5.xでは "Kepware.KEPSerrverEX.V5"であり、Ver.6.xでは"Kepware.KEPSerrverEX.V6"となります。
ProgID設定方法
※注記:設定時には全てのクライアントアプリケーションが動作していない事を確認して下さい。
管理メニューは、ユーザー管理設定を表示または修正したり、サーバーアプリケーションを起動したりするために使用され ます。管理メニューにアクセスするには、システムトレイにある「管理」アイコンを右クリックし、「設定」を選択します。
設定画面からProgID リダイレクトタブを選択し左下部より追加を選択します。
必要なProgIDを入力してください。
下図はVer.6.12.361.0にVer.5へのリダイレクトKepware.KEPSerrverEX.V5を設定した画面となります。
このProgIDリダイレクトの設定により以下の様にKEPServerEX Ver.6に対してProgIDをVer.5として接続可能となります。
また、下例"KLEC.KSE.2022"のような任意のIDにも変更可能です。このことにより、他社製OPCサーバからの切り替えも容易に実現可能となります。